病をコントロールし、次の一歩を踏み出す。

精神疾患では、“完治”という言葉はまず使いません。“寛解”という言葉を使います。つまり、状況が悪くなったら、再発するリスクが高いのです(うつ病の再発率は、50%と言われています)。したがって、うつ病を始めとする精神疾患は、「治す」ものではなく、「コントロール」するものであると私は考えています。

精神疾患の発症メカニズムは、“ストレス-脆弱性-対処技能モデル”、あるいは単に、“ストレス脆弱性モデル”と呼んだりしますが、これは、別名、ダム説とも言われます。ストレスという水が貯まりすぎて、自分の中にあるダムが決壊するのが、精神疾病の出現というわけです。ダムでもいいのですが、ここでは、コップに例えて考えてみましょう。

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精神疾患は、花粉症やアトピーといったアレルギー体質のようなもので、身体というコップがストレスという水で一たび溢れてしまうと、溢れる前の自分には戻れません。今まで、意識したこともない内なるコップの存在を、否応なく意識せざるを得ないからです。問題がひとりでに解決することは、絶対にありません。

アレルギーの例えに戻ると、うつ病は、刺激→ストレス、アレルギー反応→抑うつと読みかえることができます。勿論、再発を防止することで“根治”に近づけることはできますが、自分を刺激(ストレス)の強い環境に置かない等のコントロールが常に必要になります。

治療のゴールは、コップを空にすることではありません人生には程よいストレス(コップに貯まる水)が必要であると言われています。いかに、日頃からコップの水位をモニタリングし、再発を防ぐかが肝心です。再発を繰り返すと、コップ自体が割れやすくなってしまうと言われています。寛解した後は、再発しないように留意することがとても重要なのです。

リワーク・マインドデザインでは、休職→復職/再就職のプロセスで、コップの水位をコントロールしながら、次の一歩を踏み出すお手伝いをいたします。具体的には、心理療法から自己分析・目標設定・応募戦略プラン策定・書類作成・面接対策まで、一気通貫、全力であなたにフルコミットメントします(リワーク・マインドデザインは、疾病の治療や適職紹介には関与いたしません。ご留意ください)。