増える障害者向けツアー、その中身と課題

今日の日経の企業・消費面に、

近ツー、障害者向けツアーに力
人材3倍の200人、車いす参加しやすく 70代も開拓

という記事がありました。障害者向けの旅行企画が増えてきているそうです。理由は、私のブログでも以前取り上げた、障害者差別解消法、通称、障害者差別禁止法。身体障害者にも配慮したツアーになっているようです。日経の記事から引くと、車いすの旅行客には高速道路のサービスエリアのトイレ休憩を通常より長めに取る、目の不自由な客が食事をしやすいように配膳を工夫してもらうなど。

これらの取り組みは良いことだと思うのですが、反面、”障害者”というと、どうしても身体障害者にスポットがあたりがちで、知的障害者、さらには精神障害者にはなかなかスポットが当たりません。障害を持っていても、合理的配慮をすることで、健常者と同じように旅行が楽しめるようになって欲しいと思います。

よく、身体/知的/精神の障害区分なんて関係ない、みんな同じで、障害者を支援するスキームは同じだ、ということが言われますが、私はそうは思いません。障害区分によって、配慮しなければいけないことは違います。加えて、障害の軽重にもよります。ツアーの話に戻ると、知的障害者の場合なら、その人の精神年齢に応じたツアーが必要になってくるでしょう。実年齢とはギャップがあります。それが障害の所以です。精神障害なら、その人の症状に配慮した工夫が必要になってくるでしょう。あまり盛りだくさんのツアーにはできない。疲れて症状が出たりしないような配慮が必要だからです。身体障害とは全く違う配慮が、障害区分によって必要なことがお分かりいただけると思います。

こういうと、「あなたは差別主義者なのか?」という声が返ってきそうですが、私は現実主義者なので、このような空疎な思考は退けます。どうやったらもっとその人らしい充実した人生が送れるのかということは、その人の現実(障害の区分と程度)から立脚しなければ、支援者の自己満足になりかねないと思います。

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