今日の日経では、”投資銀行・コンサル・商社 あこがれ企業1年目の現実”という記事が、
最もよく読まれているようです。まさに、”あこがれ”の証左でしょうか。
率直な私の感想を言ってしまうと、知っていることばかりでした。
なぜなら、私の周りには、これらの業界で活躍している人たちが結構いるからです。
まぁ、地頭ではハナからこの人達には敵わないですが、それでも東京早慶一工*出身ですので、一応・・
”外銀志望を支援する団体”についても、記事では触れていましたが、私が新卒就活をした10年前でも、
研究室間で、外資金融・コンサル志望者限定の有志メーリングリストがあったくらいです。
(受ける気ゼロなので、受けない理由探しに登録していました)
大学院での専門が意思決定論だったので、私も専門が活かせそうなコンサルに行きたいとは思いましたが、
体力には全く自信がないので、外資系(戦略系)、総研系などのコンサルには、
エントリーすらしませんでした。あんな働き方をしたら、3日ももたない。。
実際、某総研の会社説明会で、「そんな働き方で、体壊しませんか?」と個別の質疑応答で聞いたところ、
「壊しますよ。(それが何か?)」とさらっと返された時は、
こりゃ自分が入れる世界じゃないわ、と思ったものです。
就活が終わってから、ダメ元でいいから、N村総研のコンサルに応募すればよかったと嘆きましたが、
いま、”N村総研 コンサル 倍率”でググったら、御多分に洩れずの激務ぶり。
まず受かんないだろうけれど、エントリーしなくて正解。
ワークライフバランスというのは、別に育児休暇の人に限定した話ではありません。
いろんな事情で長時間働くことはできない人たちにも、活躍の場を与え、
組織と業績の多様性を実現するための概念なのです。
仕事柄、どうしても不規則な労働が必要な業界もあるでしょうが、
全体的には、時間外労働削減の方向に我が国も向かおうとしています。
これについては、そのうち、もっと突っ込んだ話をすると思います。乞うご期待。
*東大・京大・早稲田・慶應・一橋・東京工業の略
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