アニメーション「就活狂想曲」の感想

日経ビジネスオンラインの人気執筆者河合薫女史今週の記事は就活についてでした。

以下のアニメーション作品を題材に、様々なトピックを議論されています。

作者は吉田まほさん(当時東京藝術大学修士課程)。

さすが芸大生、とてもクオリティの高い作品ですね(修作(修士制作)だそうです)。

 

では、河合女史の問題提起に幾つか答えます。

「就活スーツは黒」これって誰の指令なんだ!

結論から言いましょう。このような状態を”ナッシュ均衡”と言います。

考えても答えが出ないので、周りの出方に合わせて最適な戦略を選んでいるだけです。

周りがそうなので、そうしているだけ。一種の思考停止です。

Aさんの考える結論も、Bさんの考える結論も同じなので、結果、就活の場面では黒だらけになる。

(このような議論をする学問分野を、”ゲーム理論”と言います。一番わかりやすい本は、これかなぁ。)

 

「コミュニケーション能力、協調性、問題解決能力の高い人物を求める」というけど、

そんなもの普通の学生に期待するほうが、どうにかしているぞ。

おっしゃる通り!! そういう感覚が日本企業の人事にもあれば、どれだけ社会的コストが削られるだろうか。。

これも結論を言います。企業が”即戦力”を求めているからです。

スキルがゼロのはずの”新人”に”即戦力”を求めるなんて、どうかしていると私は思いますが、

これが日本の現状なので仕方ありません。

日本のあちこちで、バカの一つ覚えみたいに、この言葉は使われていますね。

厚労省がこの3つをガイドラインとして認知してしまっているから、さらに始末が悪い。

 

たまたま名の知れた大企業に内定をとった学生は、人生の勝者のように振る舞い、

たまたま内定をとれなかった学生は、自信を喪失し自己否定する。

「内定=人間の価値」幻想に脅され、ただただ走らされているのが、現代の就活なのだ。

これもまた、おっしゃる通り。これまた、結論を言いましょう。

多くの企業が、選考の基準として、他社への就活進捗状況を参考にしているからです。

もっとはっきり言うと、他社の内定の数が多いほど、その会社の内定を取れる確率は高いからです。

こうして、内定をたくさん持っている”勝ち組”と、”無い内定”の”負け組”に二極分化されるのです。

ここ数年の話ではありません。10年くらい前、私が新卒学生だった時からそうでした。

でも、進路先って、卒業まで変わらないものですから、内定カーストが崩れることはないですね。

”勝ち組”と”負け組”の関係性が変化することはありません。

 

長くなってしまいましたので、他の論点については機会を改めて。

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