”疑似科学とされるものの科学性評定サイト”について、福祉の立場から

疑似科学とされるものの科学性評定サイト」をご紹介します。

明治大学科学コミュニケーション研究所が、科学的言説に関する表現およびその理解の研究を、

とくに”擬似科学言説を含むメディア広告の現状と課題解決、心の科学の基礎論”を研究しているものです。

これは、文部科学省科学研究費の補助金を受けた、学問的プロジェクトです(いわゆる、”まとめサイト”の類ではない)。

サプリメント、民間医療、マイナスイオン、血液型性格診断、不思議現象、

などなどを、丁寧かつ体系的で緻密な議論でバッサバッサと斬っております。

議論の場もきちんと用意されており、インターネットの利用者に広く知られることが期待されます。

なぜこれをご紹介したのかというと、もちろん痛快だというのもあるのですが、

精神疾患の治療にも同じようなことが言えるからです。

つまり、投薬治療の評価や、「疑似科学に惑わされた患者をどう説得するか」(日経メディカル記事)

ということにも、関わってきます。

また、メンタル不調・精神障害を始めとした対人支援にも類似の問題があります。

対人支援活動は「頭ではなく、ハートだ」とか「学問ではなくartだ」とか、

学問性・科学性を放棄する部分が否定できませんが、これは大変由々しきことです。

対人支援においても、学問の対象としてそれを科学的に研究し実践に生かすという姿勢は必要だと考えます。

そうでなければ、再現性がなくなってしまいます。即ち、特異な才能や人格がないとできないことになってしまう。

もちろん、仕事ですから、向き不向きはあると思いますが、

これから制度を構築しようという時に、仕事の成果の再現性がないのは制度として致命的です。

冒頭ご紹介したサイト・研究が、この分野にも膾炙することを期待します。

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