”障害者”というカテゴリー、あなたはどのように認識していますか?

みなさん、こんにちは。マインドデザイナーの山口修司です。

昨日4/6は、WHO(世界保健機関)の設立日でした。
本コラムは週一更新ですので、息の長いテーマも扱っていこうと思います。今回は、”障害者”という言葉の使い方について。

 

障害者支援に携わる人の中には、「障害/病名なんて関係ない。みんな同じなんだ」という人もいますが、何度も申し上げていますが、私はその立場は取りません。いかなる綺麗事を宣っても、”障害”は当人にとって過酷なものであることに変わりはなく、それが”障害”たる所以だからです。
従って、”障がい者”・”障碍者”などと言い換えるのは、とても空虚なことです。

また、「ありのままを受容する」「丁寧に丁寧に寄り添う」などと安易に物言うことは、そのナイーブさに苦笑を禁じ得ません。「障害は個性である」?それを当事者の前で言ってみろよ、と私は思います。「あなたの辛さは、個性なんですよ。わかりますわかります」と言われたら、カチンとくること請け合いです。

その苦痛からでしか得られないような優しさがあるかもしれませんが、それはカウンセラーに指摘されてどうこうという性質のものではありません。
障害者の方は、今日も内なるモンスターのようなもの(障害)と戦っていることが多いと思います(それを超越している人もいますが、ごく一部だろうと思います)。それに向き合わずして、何が支援と言いましょうか。

翻って、”障害者”の方も、「自分達は障害者である。健常者とは違う」と内輪意識を持ってはいないでしょうか?
「我々障害者は、存在を否定された」という言葉の中には、人を、自分達”障害者”とそうではないよそ者(”健常者”)とに無意識のうちに区分してはいないでしょうか。

 

どこからが障害でどこまでが健常なのかは、実は自明ではありません。発達障害における”スペクトラム”(グレーゾーン)を考えれば理解しやすいですが、精神障害一般においてもグレーゾーンはありますし、それは知的障害においても同じです。身体障害も、全てが明確に区分できないものも少なくありません。

 

精神疾病においては、仕事復帰・再就職する際に、障害者手帳を取るかどうかが分かれ目となります。手帳の取得自体は難しくありません。主治医に診断書を書いてもらうだけです。しかしながら、どれくらい、自分の疾病/障害を自己認知し、実際に手帳を使うかどうかは、その人の生き方に結びつきます。最適な答えがあるわけではありません。

 

【参照資料】
障害児の母である私が、障”害”という表記を使い続ける理由 | LITALICO(りたりこ)発達ナビ
(私見卓見)障害が個性の一つとされる社会に  慶応義塾大学名誉教授 吉村泰典 :日本経済新聞
WEB連動企画“チエノバ” 精神疾患の親を持つ子ども – ハートネットTV – 2017年04月06日の放送 – NHK福祉ポータル ハートネット
24時間テレビの障害者企画は、感動ポルノか?(山口修司)

【4.16追記】
「障害は個性なのか?」その議論にはなんの意味がある? | LITALICO(りたりこ)発達ナビ

 

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