中小企業のみなさん、メンタル不全社員はむしろ囲い込め!

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士の山口修司です。

いつもはメンタルヘルスの一次予防について論じていますが、今日は三次予防、つまり、うつ病などになってしまった場合の社会復帰について、取り上げます。

faef19d8ea343b97e86b1e7a2afde762_s

私も会社員時代に休職したことがありますが、私の場合、傷病欠勤から休職に移行した時、人事部の人が出てきて、一年半で治らなければ退職になります。と言われました。その時は今を生きることで精一杯なので、一年半後のことなど考えられませんでしたが、結果的には3ヶ月で寛解し(完治とは言わない)、休職前とは別の部署でしたが、復職できました。
一応、東証一部上場企業で、しかもメンタルヘルス問題が多いと言われるIT業界の企業だったので、その辺りの制度は良くも悪くも整えられていました。

 

ところが、これが中小企業だと、そうすんなりとはいきません。
今どき、「うつになるのは、心が弱いからだ」などという精神論を振りかざすおじさんはほとんどいないと思いますが、
人員が一人減ってしまい、一人当たりの仕事量が増えるばかりでなく、休職した人の分の社会保険料を会社、すなわち他の人達の稼ぎで払わなければなりませんから、残った社員に不満が溜まるのも無理はないでしょう。

そして悲しい哉、うつの再発率は50%とも言われます。
私のホームページにも書かせていただいていますが、同じ人が同じ職場環境に戻ったら、再発するのはほぼ時間の問題と言っても、”当たらずとも遠からず”です。中小企業では、配置換えが難しいです。同じ人が同じ職場環境に戻るのがほとんどでしょう。
これは、その人の再発リスクが極めて高いことを意味します。「何で休職することになっちゃったんだろうね?」と職場全体で考えなければ、同じことが繰り返されかねないのです。休職者と残された社員の間には、対立ではなく融合が求められます。結構、難しいことですが、会社としては、敬遠するのではなく、むしろ”ポジティブに””囲い込む”ことが求められると考えます。

 

【参考資料】
うつ病で長期休職中の社員をどう処遇すべきか……悩める社長におくる円満退職のための法律知識|知らなきゃマズい!法律知識の新常識|ダイヤモンド・オンライン
3.三次予防としてのうつ対策:本人をサポートするネットワーク作りに向けて(厚生労働省)

統計・データ集 – うつ病ドリル

 

にほんブログ村 メンタルヘルスブログ メンヘル 社会復帰へにほんブログ村 経営ブログ コンサルタントへにほんブログ村 経営ブログ カウンセラーへ

株式会社サンプルの最新情報をお届けします

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください