専門対人援助職を志す理由【福祉職編】

みなさん、こんにちは。精神保健福祉士の山口修司です。

昨日、「ランドセルで通う上智大生が福祉を学ぶ理由が深すぎて考えさせられる」という記事がSNSで話題になっていたので、考えてみます(画像はイメージ)。

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話としては、別に”深い”とは感じませんでした。当事者のご家族も、専門スタッフの言うことなら聞く、といっただけの話です。そのことと、記事中にあった不登校云々の話は全く別の話です。

なぜ、身体障害者や知的障害者ではなく、精神障害者の方を、支援の対象として選んだのか?

なぜ、支援の方法として、”食事と精神保健”に強い関心を持ったのか?

なぜ、”精神保健福祉士”という国家資格をわざわざ取ろうと思ったのか?
(病院以外なら、無資格でも有資格者と同等に仕事はできます)

なぜ、専門学校等ではなく、大学で精神保健福祉士を取ろうと思ったのか?
(私は、専門学校に一年通って取りました)

当の精神保健福祉士(以下、PSW)である私には、”?”だらけです。ランドセル通学とか、携帯を持たないとかいうことには、興味は湧きません。私もいい歳ですから。

地域施設で一番幅をきかせるのはソーシャルワーカーですが、病院なら医師です。
このピラミッドの力は大きく、ご家族の方は、一番トップの人の言うことは一生懸命耳を傾けてくれますが、その他のスタッフには目もくれてくれないのが現実です。病院はその典型で、病気を治せるのは医師しかいませんから、医師の言うことには相応の信頼を置いてくれます。一方、その他のスタッフの言うことにはあまり耳を傾けてくれません。肝心の治療には全くタッチしていない(できない)からです。私は、病院勤務の頃に家族会をいちスタッフとして開催しましたが、ご家族の方は、Drの話にとても聞き入る一方、苦心して準備した、PSW含む我々スタッフの話は反応が薄かったです。やはり、病気(障害)と治療に、ご家族の関心は強いことを痛感しました。

「上智大に合格したおかげで、周囲の見る目が変わったと感じます」と自信をのぞかせた。

そりゃそうですよ。この業界で高学歴は珍しいからです(医師は除く)。なぜかと言うと、それだけの学力があるなら、医師を志望するからです。私も、PSWになると言った時、親や友人や、果てはPSWになるための専門学校の先生にまで、「なぜ医者にならない?」と聞かれたものです。私は、病気の治療にも興味はありますが、それ以上に、生活の支援に関心があったので、医師ではなく、PSWを選びました。精神科病院に入職してからも、”京大卒”というだけで周囲の目線は変わりました(東大卒でも同じだと思いますが、ましてや首都圏以外の大学だと”?”の数は増えます)。

ふうん、それにしても、上智でPSWになれるんだ。高学歴だし、国家資格取れるし、一石二鳥、いや、”社会福祉士”も取れるなら、一石三鳥だなぁ。

【参照資料】
ランドセルで通う上智大生が福祉を学ぶ理由が深すぎて考えさせられる(iroeio, 2016.09.19)
上智大学総合人間科学部社会福祉学科

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