24時間テレビの障害者企画は、感動ポルノか?

みなさん、こんにちは。

この週末に日本テレビ系列で報道された24時間テレビの十八番は、障害を持った方の感動ストーリー。
これに喧嘩を売ったのが、何とNHKEテレ。『バリバラ』という番組で、〈【生放送】検証!「障害者×感動」の方程式〉という放送タイトルで、昨晩、24時間テレビの真裏で生放送されました。

「公正・中立を謳うNHKが、民放批判をやっちゃいますよ!」という当局のドヤ顔は気に食わないですが、ツイッターでトレンド入りするなど、一石を投じたのは間違いありません。2ちゃんねるでは、5000以上の投稿がありました。

番組でも紹介された”感動ポルノ”とは、何ともすごい描写の仕方ですが、自身も身体障害者のステラ・ヤング氏(故人)が、TEDxSydney 2014で提唱した概念で、障害者の生活が健常者の感情消費対象となっている現象を指すものです。

感動ポルノは、番組でも紹介されていたように、以下の方法で作られます。

■感動ポルノ番組の製作方法
感動へのステップ① 大変な日常 …難病を患い、何をするにも困難な生活を印象づける。 
感動へのステップ② 過去の栄光 …過去の活躍を紹介し、今の状況との落差を印象づける。 
感動へのステップ③ 悲劇 …突如、進行性の難病を発病。失望感を演出。 
感動へのステップ④ 仲間の支え …自分の周りの誰かを選ばせ、自分を支えてくれた人にする。 
感動へのステップ⑤ いつでもポジティブ …ネガティブな発言はカット、笑顔で毎日暮らしている雰囲気を演出
(ソースは、2ちゃんねる実況板)

私は、「障害なんて関係ないよ!みんな同じだよ!」という立場は取りません。生活上、障害による影響は厳として存在するのです。ただ、その営みは健常者と同様に生々しいという意味で同じであり、一挙手一投足が感動的なのではありません。

感動ポルノは、感動の対象とはならない障害に対しては冷淡です。精神障害支援を生業とする私は、以下の主張に強く賛同します(下線引用者)。

だとしても、ならばなぜ身体障害者ばかり取り上げて、精神障害者にはちゃんと向き合わないのか。絵にならないからか。愛では救えないからか。いや、そんなら3年前の8月に出版され、大きな話題を呼んだ『統合失調症がやってきた』を熟読し、そこにあるコンビ愛の深さを知り、松本ハウスの2人に番組出演を依頼してくれ。そうすれば、いまだに根深い精神障害者蔑視の風向きが変わる。そんな大きな力があの番組には潜んでいる。
NEWSポストセブン8.27

当番組は、9月1日木曜深夜24時に再放送されます。

【参考サイト】
NHK教育の障害者バラエティ番組、日テレの24時間テレビに喧嘩売る : 市況かぶ全力2階建
「24時間テレビ」を批判か? NHKの「バリバラ」に大反響 – ライブドアニュース
24時間テレビの裏で、NHKが障害者による感動演出「感動ポルノ」に疑問を投げかけるという攻めた番組「バリバラ」を放送していた! – Togetterまとめ
『障害者を描くのに感動は必須か?』 24時間テレビの裏番組・NHK『バリバラ』が「めっちゃ攻めてる」と話題に | ガジェット通信
「バリバラ」衝撃の生放送! 「24時間テレビ」の裏で「障害者=感動」を<感動ポルノ>とぶった切る|健康・医療情報でQOLを高める~ヘルスプレス/HEALTH PRESS

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