メンタル不全による休職者が全然減らない、本当の理由

みなさん、こんにちは。現在の日経ビジネス・オンラインのトップ記事は…

河合薫の新・リーダー術 上司と部下の力学

妻が苦しむ「夫のウツ」を量産する日本企業ーメンタル不全による休職者が全然減らない理由

河合薫さんといえば、書けばその記事がアクセスランキングのトップになる、日経ビジネス・オンラインの人気著者です。共感するところも多いのですが、今日はあえて異を唱えたいと思います。

日本社会は、メンタルヘルスの観点からすると、過渡期にあると考えられます。

従業員のうつの問題は、問題として認識はされてきたが、有効な手立てはまだ見出せない。従って、全く個人的な勘で申し訳ないですが、あと5年から10年くらいは増加傾向が続くと思います。社会全体の精神疾患に対する意識が変わるのには、それくらいの時間がかかると感じるからです。

メンタル不全は個人の問題ではない。環境の問題である。職場環境を見直さない限り、明日は我が身かもしれないのですよ……

いいえ。個人の問題かもしれないのです。だから、「相談窓口」の設置や「管理職研修」といった、組織変革とは真逆の、”受け身”の対応になってしまうのです。

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うつ病(気分障害)の原因は、一言で言ってしまうと、現代医学をもってしても、”不明”です(投薬治療も、実は症状の対処療法なのです)。手元の精神医学の教科書を久しぶりに開くと、”遺伝・生物学的要因”・”性格因子”・”環境要因”、この3つが挙げられています。即ち、全く同じ環境下でも、うつ状態になってしまう人もいれば、何の影響も受けずピンピンしている人もいるのです。環境の問題かもしれないし、個人の問題かもしれない。ストレス耐性は、人によって違います。不幸にして(?)こういった要因を持ち合わせた人が、環境との相互作用で発症するのです。

切り捨て社会?

そうかもしれない。
ワークライフバランスの観点では、”成果”は、1日にこなした仕事量ではなく、単位時間あたりにこなした仕事量のことを指します。どちらがシビアか、論ずるまでもありませんね。”働き方改革”の名の下に、”環境”はむしろ逆風になる。漫然と仕事をしていたオジさん達は、”切り捨て”られるかもしれません。”働き方改革”は、ここ2〜3年が勝負だと言われています。今、私たちは、職場環境の大変化真っ只中にいるのです。

ちょっとだけ弱い人、ちょっとだけへなちょこな人、ちょっとだけ仕事がうまくできない人、ちょっとだけ人間関係を築くのが下手な人、そういった人たちはどんどんと切り捨てられ、家族も疲弊し、この先どうなってしまうのだろう?

どんどん、”淘汰”されると思います。自分の能力・スキルを丁寧に棚卸しし、必要なところは補い、自らが付加価値を提供できる場所で生きる・働く。これが現時点での私の答えです。疾病の有無は関係ありません。繰り返しますが、同じ環境に置かれても、うつ状態になってしまう人もいれば、何の影響も受けずピンピンしている人もいるのです。「職場環境をどう改善すれば、社員がうつになるのを減らせるか」という発想を社会が持つには相応の時間が必要だろうと思います。

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